今年の夏の暑さは異常でしたね。梅雨明けが例年に比べて約10日も遅れ、お盆が明けても猛暑が続き、マスク着用で暑さも上乗せされ、9月に入っても日中は気温の高い日が続いています。
今年の暑さは本当に身体にきついと感じられた方もいらっしゃると思います。
身体に疲労が溜まって免疫力が下がっていると、コロナウィルス感染の可能性も高くなるので注意が必要です。
◆ ビタミンC、サプリでは補いきれない!?
食欲がない、だるい、疲れがとれない、無気力、イライラ・・・など、身体が暑さについていけず、自律神経の働きが鈍くなって起こる代表的な夏バテの症状。
高温多湿の日本の夏は、エネルギーを多く消費するので他の季節より体力消耗が激しく、消化器官の機能が低下することで食欲不振になり必要な栄養がとれなくなることも多いのです。
残暑が厳しい年においては9月に入っても夏バテが多くみられます。
夏バテに効果的な栄養素といえば「ビタミンC」。
ビタミンCといえば美肌効果(美白やシミしわなど)があることはもちろん、免疫力アップや疲労回復には抜群の効果があります。
ビタミンCはサプリメントで摂っているからという方もおられると思いますが、口からたくさん飲んでも吸収できる量はわずか。
せっかくたくさん飲んでも摂取できなかったものは体外に排出されてしまいます。
◆ 細胞に浸透、高濃度ビタミンC点滴
体内では作ることのできないビタミンCを効率よく摂るには、高濃度ビタミンC点滴がおすすめです。高濃度のビタミンCを静脈から点滴によって直接血液の中へ注入。
身体中の細胞一つ一つにビタミンCを浸透させることができます。
厚生労働省が推奨するビタミンCの1日摂取量は100mg(レモン5個分)なので、25g投与の場合はなんと、レモン1250個分にもなります。
◆ 期待できる効果
- 疲労回復、風邪予防
- 免疫力UP
- ストレス軽減
- 心疾患、動脈硬化予防
- 肌荒れ、シミ解消
- アンチエイジング(老化防止)
- 健康増進
※G6PD欠損(低下)症、腎不全、透析中の方、心不全の方、糖尿病でインシュリン注射を行っている方などは受けられません。
※高濃度ビタミンC点滴は自費診療となります。
◆ 高濃度ビタミンC点滴ががん治療にも!?
近年がんの治療として、抗がん剤や放射線治療と併用して高濃度ビタミンC点滴を用いられる方も増えています。
2005年にアメリカの国立健康研究所、国立がん研究所、国立食品医薬品局の学者たちが共同で「高濃度ビタミンCはがん細胞を殺す」という論文を発表したのがきっかけです。
その後も高濃度ビタミンC点滴療法によって長期生存しているがん患者についての論文や、QOL(生活の質)を改善するとした論文が発表されており、現在も多くの臨床試験が行われています。
ビタミンCには強力な抗酸化作用があり、治癒力や免疫力を向上させる働きもあるので、抗がん剤や放射線治療と併用しながら栄養状態を改善することでQOL(生活の質)の改善に役立てられています。
また高濃度ビタミンC点滴は、がんの原因の一つとして考えられる「活性酸素」を減らすものとして、がんの発症の予防効果も期待できます。
近頃はコロナウィルスの治療に対しても、免疫力を上げる高濃度ビタミンC点滴が注目され、各国で臨床試験を開始する動きもみられます。
免疫力を高める高濃度ビタミンC点滴で、感染リスクに備えるというのも良いかと思います。
なおお得に利用いただけるポイントカード制度もございますので是非ご利用下さい。
詳細については当院06-6905-8833までお問い合わせください。