2017年3月に長野県で9人が死亡するヘリコプター事故が発生し、国の運輸安全委員会の調査により機長の『眠気』により引き起こされた可能性があり、短時間眠ってしまう『マイクロスリープ』に陥っていた可能性があると判断されました。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/p-pdf/AA2018-8-1-p.pdf
◆ マイクロスリープとは?
マイクロスリープは自分では眠気が無いと思っていても目を開けたまま瞬間的に眠ってしまうという恐ろしい現象です。
マイクロスリープが起きている間は危険な状況に瞬時に対応できないため対向車線に知らないうちに入ってしまったり、ノーブレーキで突っ込んでしまったりなど重大な事故を引き起こす原因となります。
◆ マイクロスリープの原因は?
マイクロスリープに陥る原因としては睡眠不足や眠くなる薬、疲労、時差ボケなどいろいろありますが睡眠時無呼吸症候群もマイクロスリープを引き起こす原因となります。
また慣れた単純作業をしているときや退屈な授業、会議など気を抜いても問題ないシーンではよりマイクロスリープが起こる可能性が高くなります。
◆ マイクロスリープを防ぐには?
その個人にとって十分な睡眠をとるということにつきます。眠くなる薬を飲んでいれば運転をしないことや、睡眠時無呼吸症候群があれば治療を維持するということになります。
マイクロスリープが引き起こされることにより本人が危険にさらされるのみではなく社会的に大きな事故を及ぼすこともあります。 睡眠時無呼吸症候群があれはしっかり治療をしてコントロールすれれば眠気はほぼ消失し身体への影響を防げることがわかっていますので是非一度検査をしてみましょう。