今回は睡眠時無呼吸症候群の重症度を表す指数であるAHI (無呼吸低呼吸指数)について説明します。
まず、睡眠時無呼吸症候群ですが『一晩(7時間)の睡眠中に30回以上の無呼吸(10秒以上の呼吸気流の停止)があり、そのいくつかはノン-レム期(深く、安定した睡眠中)にも出現するもの。』と定義されます。
また無呼吸、低呼吸は
無呼吸(Apnea):10秒以上の呼吸の停止
低呼吸(Hypopnea):完全に呼吸が止まっていないが、気流が半分以下の呼吸の状態。 換気の明らかな低下に加え、動脈血酸素飽和度(SpO2)が3~4%以上低下した状態、もしくは覚醒を伴う状態と定義されます。
上記の無呼吸・低呼吸を合わせた回数を無呼吸・低呼吸指数 (Apnea Hypopnea Index:AHI)と呼びその値によって睡眠時無呼吸症候群の重症度が決まります。
眠時無呼吸症候群の重症度
5≦AHI<15 軽度
15≦AHI<30 中等症
30≦AHI 重症
睡眠時無呼吸症候群の検査によりAHIが測定されますがその重症度に応じて治療法が決定されます。
睡眠時無呼吸症候群の用語 AHI(無呼吸低呼吸指数)とは
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