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院長ブログblog

睡眠時無呼吸症候群にマウスピースは効果がある?

眠っている間に呼吸が止まってしまったり、睡眠が浅くなってしまう睡眠時無呼吸症候群。

放っておくと集中力の低下や昼間の著しい眠気だけでなく、糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの命にかかわる病気に繋がります。睡眠時無呼吸症候群の代表的な症状の1つとしては“いびき”があげられます。

先日、患者様より「睡眠時無呼吸症候群の治療はマウスピースが手軽でいいんじゃないの?!」という質問をいただきました。

確かに、歯科装具であるマウスピースをつけて寝るだけでいびきや無呼吸が解消されると楽でいいですね。


そもそも、イビキって何!?

睡眠中は仰向けになるので、緊張の緩んだ軟口蓋(なんこうがい)や舌根(ぜっこん)が下方に落ち込んしまい、空気の通り道である気道が狭くなり、呼吸の際に空気抵抗が高まって気道の粘膜が振動して音が出る。これがいびきの正体です。


睡眠時無呼吸症候群のマウスピースってどんなの!?

スリープスプリントとも言われるマウスピースは、一般の歯ぎしり防止用やスポーツ選手が使用されているものとは異なり、下あごを上あごよりも4ミリから7ミリ(個人差有り)ほど前方に出すように固定するものです。

それにより舌の根の部分が引き上げられ、上気道を広く保つことができるので、いびきや無呼吸の発生を抑えられます。


本当にマウスピースの効果はあるの!?

マウスピースをつけて寝るだけで手軽だというメリットはあるものの、いびきをかかなくなったという効果が見られるのは軽度の閉そく性睡眠時無呼吸タイプ。

中等症~重症の場合には治療効果が不十分、もしくは一旦改善しても再び症状が憎悪する場合があります。

またマウスピース装着の副作用として顎の痛みや開口障害が生じることもあるので注意が必要です。

いずれにしても、まずは検査を受けてご自身の状態を把握することが大切です。また、それにより適切な治療を行うことが健康への近道と言えるでしょう。


中等症~重症の場合の治療はCPAP療法

睡眠時無呼吸症候群の検査の流れ