ハイフ（HIFU）の効果や持続期間、医療用とエステハイフの違い、さらに施術のメリット・デメリットまで詳しく解説。失敗しないためのポイントやアフターケアの重要性も徹底ガイドします！
そもそもハイフ（HIFU）とは？
ハイフ（HIFU：High-Intensity Focused Ultrasound）は、超音波を使用して皮膚の深層に熱エネルギーを届ける美容治療の一つです。
この技術は、従来のリフトアップ手術とは異なり、切開を必要とせず、皮膚の表面を傷つけずに、皮膚のたるみや小ジワの改善に効果があります。
ハイフは、エネルギーを集中させることで、肌の奥にある筋膜（SMAS層）や脂肪層を引き締めることができ、自然なリフトアップ効果を実現します。
医療用ハイフとエステハイフの違いとは？
医療用ハイフとエステハイフは、どちらもハイフ技術を利用した施術ですが、その効果には大きな違いがあります。
医療用ハイフは高出力で高い効果
医療用ハイフは、クリニックで医師によって行われ、より高い出力と精度で施術が行われるため、深部へのアプローチが可能です。その結果、皮膚の引き締め効果や小ジワ改善、脂肪の減少など、より効果的な結果を期待できます。
エステハイフはマイルドな作用で限定的な効果
一方、エステハイフはエステサロンで行われるため、出力が抑えられており、効果は医療用ハイフに比べて軽度です。エステハイフは、軽い引き締め効果や肌質の改善を求める方には適していますが、たるみや深いシワへの対応力は限られています。
ハイフで効果が
期待できる3つの症状
肌のたるみ
ハイフは、たるんだ肌を引き締めるための治療法として非常に効果的です。特に、顔のフェイスラインや頬のたるみを改善するために使用されます。
ハイフの超音波エネルギーが肌の深層まで到達し、コラーゲンの生成を促進することで、皮膚を引き締め、リフトアップ効果をもたらします。
小ジワや肌質の改善
ハイフは、肌の表面にダメージを与えることなく、内側から小ジワを改善することができます。超音波の熱エネルギーが真皮層に働きかけ、コラーゲンの生成を刺激するため、肌のハリや弾力が向上し、小ジワが目立たなくなります。
また、肌質の改善にも効果があり、滑らかな肌を目指すことができます。
顔・体の部分痩せ
ハイフは、顔だけでなく体の部分痩せにも適用されます。特に、二重あごやお腹、太ももなど、部分的な脂肪を減らすために使用されます。
脂肪層に熱を加えることで脂肪細胞を破壊し、リンパ系を通じて体外に排出する仕組みです。これにより、局所的なスリム化を実現できます。
ハイフの効果持続期間はどのくらい？
ハイフは施術1ヶ月後から効果を感じやすい
ハイフの効果は施術後すぐに現れるわけではなく、一般的に1ヶ月ほど経過した頃から徐々に感じ始めます。
これは、コラーゲンの生成が時間をかけて行われ、肌の奥から引き締まるためです。
初期段階での変化は微細かもしれませんが、時間が経つにつれて効果が明確になります。
ハイフの効果持続期間は半年程度
ハイフの効果は通常3～6ヶ月間持続するとされています。個人差はありますが、この期間内にリフトアップ効果や肌の引き締めを感じ続けることができます。
定期的に施術を受けることで、効果を長期間維持することが可能です。特に、皮膚のたるみが気になる方は、年に1～2回の施術を検討することをおすすめします。
ハイフ4つのメリット
1.施術時間が約30分と短い
ハイフの施術時間は比較的短く、顔全体の施術であれば約30分から1時間程度で完了します。
これは忙しい方でもスケジュールに組み込みやすく、日常生活への影響を最小限に抑えられる点で非常に利便性が高いです。
2.肌表面へのダメージが極めて少ない
ハイフは肌の表面を傷つけることなく、内部の深層にアプローチする技術です。そのため、施術後に傷や赤みが残ることはほとんどなく、外見上の変化が少ないことが特徴です。
これは、ダウンタイムを気にすることなく、すぐに普段の生活に戻れる大きなメリットです。
3.ダウンタイムが短い
ハイフの施術後は、ほとんどの場合ダウンタイムがなく、すぐに通常の生活を送ることができます。一部の患者には軽度の腫れや赤みが生じることもありますが、数日以内に自然に消えるため、特別なケアを必要としません。
これにより、忙しい方やイベント前にも施術を受けやすいです。
4.痛みを極力抑えられる
ハイフは、従来の外科的リフトアップに比べて痛みが少なく、施術中に感じる不快感も最小限に抑えられます。
個人差はありますが、痛みが気になる方でも安心して受けられる施術方法として人気があります。
ハイフのデメリット
施術を受けられない人もいる
ハイフはすべての人に適した治療法ではありません。例えば、妊娠中の方や重度の皮膚疾患を抱えている方、ペースメーカーなどの医療機器を体内に埋め込んでいる方は、施術を受けることができない場合があります。
医師と十分に相談し、自分に適しているかどうかを確認することが重要です。
肌の乾燥を招く場合も
ハイフの施術後は、肌が一時的に乾燥しやすくなることがあります。これは、皮膚の奥深くまでエネルギーが届くため、内部の水分が失われやすくなるからです。
十分な保湿ケアを行うことで、このデメリットを最小限に抑えることが可能です。
やけど・神経損傷の可能性がある
ハイフの施術では、まれにやけどや神経損傷が起こる可能性があります。これは、出力が強すぎたり、照射する部位が適切でなかったりする場合に発生するリスクです。
そのため、信頼できるクリニックや経験豊富な医師のもとで施術を受けることが大切です。
ハイフで失敗してしまったケースとは？
出力やショット数が合っていない
ハイフの施術において、適切な出力やショット数を選定することは非常に重要です。出力が強すぎると肌への負担が大きくなり、逆に弱すぎると効果が不十分になります。
また、機種によって効果が異なるため、自分に合った機種を選ぶことが必要です。
照射部位が適切でない
照射部位の選定もハイフの効果に大きく影響します。正確にたるみのある部位や改善が必要な箇所に照射されなければ、十分な効果を得られません。
経験豊富な医師が行うことで、リスクを最小限に抑え、効果的な施術が期待できます。
もともと顔のたるみが少ない
顔のたるみが少ない方にハイフを施術した場合、効果があまり感じられないことがあります。
これは、皮膚の引き締めが必要な状況でないため、施術の必要性が低いからです。
施術前に自分の肌の状態を確認し、適切な治療を選ぶことが重要です。
顔にたるみが強く出過ぎている
一方で、顔にたるみが強く出過ぎているもハイフの効果が期待できないケースがあります。
この場合、ハイフだけでは効果が不十分で、リフトアップ手術など他の治療法が必要になることがあります。
医師と相談し、最適な治療計画を立てることが大切です。
肌状態が悪い
肌の状態が悪い場合、ハイフの施術が適していないことがあります。例えば、重度の乾燥肌や炎症がある場合、施術後にトラブルが発生しやすくなります。施術前に肌の状態を整え、適切なスキンケアを行うことが求められます。
実際のハイフ施術の流れ
1.無料カウンセリング
ハイフの施術を受ける前には、まず無料のカウンセリングが行われます。医師が患者の肌の状態や希望する効果について詳しくヒアリングし、最適な施術プランを提案します。
この段階で、患者は不安や疑問点を解消し、施術に向けて準備を進めます。
2.施術の準備
カウンセリング後、施術の準備が行われます。施術部位のクレンジングや麻酔クリームの塗布などが行われ、肌をリラックスさせる準備を整えます。
麻酔クリームを使用することで、施術中の痛みや不快感を軽減することができます。
３.施術スタート
実際のハイフ施術は、専用の機器を使用して行われます。医師が慎重に機器を操作し、肌の奥深くに超音波を届けます。施術中は軽いピリピリとした感覚を感じることがありますが、痛みはほとんどありません。
施術時間は施術部位によって異なりますが、顔全体で約30分から1時間程度です。
４.アフターケア
治療後は、特別なダウンタイムはほとんどなく、すぐに日常生活に戻ることができます。
ただし、肌が乾燥しやすくなるため、保湿ケアをしっかり行うことが推奨されます。
また、施術後1週間程度は紫外線を避け、肌を保護することが大切です。
ハイフの種類は主に2つ
ハイフにはさまざまな種類がありますが、代表的なものには以下のようなものがあります。医療用ハイフ機器としては、ウルセラ（Ulthera）やソノクイーン（Sonoqueen）が有名です。
- ウルセラ：FDAに認可された唯一のハイフ機器であり、高い安全性と効果が認められています。
- ソノクイーン：痛みが少なく、短時間で効果を実感できる点が特徴です。
エステサロンで使用されるハイフ機器は、出力が低いため、軽度のリフトアップや肌質改善に適しています。
サロンでのハイフ施術は、リラックスしながら受けられる点が魅力ですが、効果は医療用ハイフに比べて限定的です。
ハイフのアフターケアのポイントとは？
ハイフ施術後のアフターケアは、効果を最大限に引き出すために非常に重要です。
- 施術後は十分な保湿を心がける：ハイフは肌内部に熱を加えるため、乾燥しやすくなります。保湿クリームや美容液を使用して、肌に潤いを与えましょう。
- 紫外線対策も欠かせない：ハイフ施術後の肌は敏感になっているため、紫外線によるダメージを受けやすくなります。日焼け止めをしっかり塗り、直射日光を避けることで、肌の健康を保つことができます。
- 無理なダイエットや過度なアルコール摂取を避ける：バランスの取れた食事と適度な運動を心がけることが、施術効果を持続させるためのポイントです。
まとめ
ハイフ（HIFU）は、切開を伴わずに皮膚のたるみやシワを改善できる画期的な美容治療法です。医療用ハイフとエステハイフの違いを理解し、自分に合った施術を選ぶことが重要です。
また、ハイフの効果を最大限に引き出すためには、アフターケアも欠かせません。定期的な施術を行い、肌の状態をしっかりと管理することで、理想の美しさを長く保つことができます。
ぜひこの記事を参考に、ハイフの効果を最大限に活用してください。
