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院長ブログblog

無料で特定健診を受けられること、ご存知ですか?

お住まいの市町村から「特定健診のお知らせ」が届いていませんか? 40~74歳までの人に届く特定健診の受診券を使うと、無料で健診が受けられます。この無料健診で「病気が見つかった」「病気の予備軍だということが分かって生活習慣を変えるきっかけになった」というケースもあります。


ところが、特定健診ってなんだろうって思いながらついつい放っておいてしまう人も多いようで、特定健診の受診率は2018年の時点でまだまだ半分くらい。全国平均で54.4%、大阪府は50.6%(厚生労働省2018年特定健診受診率より)。無料で自分の健康状態を知れる機会を無駄にしないよう、必ず受診して頂きたいと思います。


■特定健診って何で無料なの?

特定健診はなぜ無料かというところですが、日本の急速な高齢化社会において、死亡原因の6割を生活習慣病が占めているという状況と関係があります。さまざまな病気を引き起こす生活習慣病の主なものとしては、脂質異常症・高血圧・糖尿病などが挙げられます。以前は加齢との関係性があるとして「成人病」と呼ばれていましたが、食生活や運動習慣、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関わっていることが分かり「生活習慣病」と改められました。その生活習慣病の前段階となるのが、皆さんもよく耳にされるようになったと思いますが、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。特定健診はメタボ健診とも言われていますね。要するにメタボリックシンドロームの段階で病気の早期発見、もしくは病気にならないように指導することで、国民の健康を守ろうということです。また、病気になってからでは、今まで出来ていたことができなくなり、QOL(生活の質)が低下してしまいますし、医療費も継続してかかってしまう。それなら先に国・都道府県・市町村が費用を負担しても健診を受けてもらって病気を防ごうという取り組みなのです。


■特定健診を受ける方法

国民健康保険加入者には年に一度、40歳~74歳の方に受診券が届き、無料で受診が可能です。


会社勤めをされている方などは、保険組合に加入されているご本人(被保険者)のご家族(被扶養者)にも届きますね。この場合の費用負担は健康保険組合によって異なりますが、費用負担はナシ、もしくはあっても費用のほとんどを保険組合が負担する場合が多いようです。


特定健診は年度ごと(4月~翌年3月)に1回。3月には駆け込みの申し込みで予約がいっぱいになり、断られるところもあるとか。現在はコロナの影響で集団健診は延期されている地域も多いですが、個別健診は健診取り扱い機関(病院等)でも受けられますので余裕をもっての予約申込みをお勧めします。


当院では、現在も受付しております。下記ご準備の上、お申込みください。

電話番号:06-6905-8833

・特定健康診査受診券

・保険証

注意:前年度の健診結果、健康手帳がある人はご持参ください。


■特定健診の検査内容

メタボリックシンドロームに該当するかどうかを判定するための検査です。メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積に加えて、脂質異常・高血圧・高血糖を2つ以上該当している状態のこと。自覚症状がない場合でも動脈硬化を促進させて心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性が高まります。


動脈硬化を詳しくはこちら

血管年齢を測ってみましょう~血圧脈波検査(CAVI・ABI)とは~

動脈硬化が見える頸動脈エコー


●特定健診の基本的な項目

・既往歴(服薬歴、喫煙習慣を含む)

・自他覚症状(理学的所見)

・身長・体重・腹囲・BMI

・血圧

・肝機能(AST (GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP))

・脂質(トリグリセライド、HDLコレステロール、LDLコレステロールまたはNon HDLコレステロール)

・血糖(空腹時血糖またはHbA1c)

・貧血

・クレアチニン

・尿糖・尿たんぱく

・心電図


また特定健診の結果に基づいて、メタボリックシンドロームの人には、特定保健指導と言われる、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)による生活習慣を見直すためのサポートが行われます。自身の健康状態を自覚し、生活習慣の改善ができるように働きかけやアドバイス、情報提供などがあります。


■こんな方にも受けて欲しい特定健診

●忙しいから時間がない→健康であるからこその忙しさ。時間を確保して健康維持に努めましょう。


●太っていないから関係ない→痩せメタボ、隠れ肥満という言葉があるように高血圧、高血糖、脂質異常などが隠れている場合があります。


●特に不調を感じない→生活習慣病は特に自覚症状がないので定期的なチェックが必要です。


●お金がない→40歳~74歳までの国民健康保険加入者は無料。特定健診で健康管理するのが一番お得です。


実は40歳以上の男性は2人に1人、女性では5人に1人が、メタボリックシンドロームとメタボリックシンドロームの予備軍と考えられています(厚生労働省HPより)


年に一度、「いつか行く」でははなかなか行けないので、「私は毎年この時期に!」と自分で検診に行く月を決めておくのも良いですね。


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