メルプ WEB問診票
[病院代表]
06-6905-8833
[地域医療連携室]
070-6924-8404

院長ブログblog

新型コロナワクチンは接種した方がいいの?

新型コロナワクチンの予防接種が始まっていますね。当院も個別接種会場として完全予約制にて受付しております。ワクチン接種に不安がある方、迷っておられる方もいらっしゃるかもしれませんので、今回はコロナワクチンについてご説明したいと思います。また、当院の公式LINEアカウントでは、予防接種の予約だけでなく、ワクチンについてのさまざまな疑問についてお答えしています。ワクチンの理解をより深めるために、是非そちらものぞいてみて頂けたらと思います。


https://page.line.me/833swnrd?openQrModal=true

バーコードをスキャンして友達追加

もしくは追加ボタンをタップして友達追加

登録後の最初のご案内

相談を開始する

何にお悩みでしょうか?

新型コロナウィルスについて知りたい

気になる内容をタップしてください。


■ワクチン接種はなぜ必要?

新型コロナウィルスのワクチンは、感染そのものを予防できるワクチンではありませんが、感染しても症状が出るのを抑える、もしくは症状が出ても重症化を防ぐ効果があります。


そう聞いても「自分は元気だから感染しない、感染しても発症しないからワクチンは打たなくていい」と思っている人もいるかもしれません。ただ、新型コロナウィルスは無症状で感染を広げることが分かっているので、知らないうちに自分が人にうつしてしまうことがあります。その人が重症化して死に至ってしまったら・・・と考えると怖いですね。もちろん、感染拡大を防ぐことは医療現場の崩壊を防ぐことにもつながります。


また、多くの人がウィルスへの抗体を持つことで「集団免疫」が働くというのも大きな効果です。新型コロナウィルスの感染力は、1人から2~3人に感染が広がると言われている中で、より多くの人がワクチン接種をして免疫を持つことで感染の連鎖を食い止めることができるというわけです。


特に、ワクチン接種をしたくてもできない子どもや妊婦さんを守るためにも、感染症と接する機会を減らす「集団免疫」は高く期待されるところです。


■新型コロナウィルスのワクチンってどんなもの?

今までのワクチンは、病原菌にさまざまな処理をして病原性をなくしたものを入れる「不活性化ワクチン」、症状が出ないように限りなく弱くした病原菌を入れる「生ワクチン」が接種されていました。それらのワクチンを作るためにはウィルスそのものが必要で、ウィルスの培養や複製に時間がかかります。今回の新型コロナウィルスワクチンは、全世界において大量に短期間に開発することが要されたため、多くの試験やデータ解析を同時並行で行いつつ、世界各国が情報を共有しながら研究が進められました。そしてメッセンジャーRNAワクチン、ウィルスベクターワクチンなど新しいタイプのワクチンが先陣をきって承認されています。


■新型コロナワクチンのタイプ

現在も世界でさまざまな新型コロナウィルスのワクチンの開発が行われていて、下記のほかにも組み換えたんぱくワクチン、DNAワクチン、組み換えウイルス様粒子(VLP)ワクチン、不活化ワクチンなどがあります。


●メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン

新型コロナウィルスの設計図のような遺伝子情報=メッセンジャーRNA(mRNA)をヒトに投与。細胞内で新型コロナウィルスのものと同じたんぱく質(抗原)を作ることによって、新型コロナウィルスに対して免疫(抗体)ができるという仕組み


●ウイルスベクターワクチン

新型コロナウィルスの遺伝子情報をヒト以外の別の無害化したウィルス等(ウィルスベクター)に入れて、そのウィルスごとヒトに投与。ヒトの細胞に無害なウィルスが感染して、新型コロナウィルスのものと同じたんぱく質(抗原)を作ることによって、新型コロナウィルスに対して免疫(抗体)ができる仕組み


■日本で承認されている代表的なワクチン


■ワクチンは本当に効くの?

各ワクチンの有効性は臨床試験で確認が進められていますが、ファイザー社、アストラゼネカ社、モデルナ社、ノババックス社が開発中のワクチンでは、接種後にウィルスに対する抗体ができること、免疫にかかわるリンパ球が活性化されることが確認され、論文等に発表されています。変異したウィルスに対しても効果があるのかというと、一般論としてウィルスは絶えず変異していくもので、小さな変異でワクチンの効果がなくなるというわけではありません。


■ワクチンは安全なの?

●副反応は?

一般的にワクチンを接種した後、副反応による健康被害は極めてまれに不可避的に存在します。ただ副反応がゼロのワクチンは存在せず、内容としては、接種部位の腫れ、頭痛、疲労感などが一定数みられると報告されています。


●こんなに早く承認されて大丈夫?

安全性を最重要事項におきながら、厚労省の早期実用化に向けた取り組み「加速並行プラン」に則り、期間を短縮し開発、承認に至っています。9つのワクチン業者は「臨床試験で候補ワクチンが安全で効果的であることが証明される前に、COVID-19ワクチンを発売しない」という誓約書に署名しました(2020年9月)。国が進める時間短縮と共に、各社で安全性や効果の証明はこれまでのワクチンと同様に実施されています。


●ワクチンの遺伝情報がヒトの遺伝情報に影響しないの?

メッセンジャーRNA(mRNA)は、数分から数日といった時間の経過とともに分解されていきます。また、mRNAは、ヒトの遺伝情報(DNA)に組み込まれるものではありません。身体の中で、人の遺伝情報(DNA)からmRNAがつくられる仕組みがありますが、情報の流れは一方通行で、逆にmRNAからはDNAはつくられません。ウィルスベクターワクチンについても、ヒトの遺伝子情報が書き換えられることはありません。


■接種を受けられない人・注意が必要な人

接種を受けられない人は下記です。


・COVID-19ワクチンの成分または添加物により過去に重度の即時的アレルギー反応を呈したことがある人

・16歳未満の人

・現在COVID-19症状があり隔離もしくは治療している人


下記の人は、リスクとベネフィットを検討してから接種するかどうかを決めましょう。

・ワクチンや注射液により過去に重度の即時的アレルギー反応を呈したことがある人(接種後30分は用観察)

・特定の免疫力を低下させる状態にある人

・母乳育児中の女性

・抗凝固剤を服用している人

・COVID-19ワクチンではない他のワクチンを接種した人(少なくとも14日待つ必要がある)

・花粉症の人。花粉症自体は問題ありませんが、薬の種類や服用機関などを予診票に記入し、接種医による判断になります。お薬手帳を持参しましょう。

・アレルギーがある人。アレルギーは多種多様ですので、薬の種類や服用機関などを予診票に記入し接種医による判断になります。お薬手帳を持参しましょう。


新型コロナウィルス感染症の予防接種は「臨時接種」という位置付けなので、国が積極的に推奨し、個人が接種可否を判断するものなので強制ではありませんが、自身の身体の状態と、ワクチンの効果を理解した上で接種を検討しましょう。心配なことがある人は医師に相談して決めるのが良いですね。

コロナワクチン予防接種開始のお知らせ